バイアグラとレビトラとシアリスは3大ED治療薬と呼ばれており、それぞれに異なる特徴を持っています。
開発されたのはバイアグラが最も早く、シアリスが最新の薬ということになりますが、少しずつ効果が違うので、今でもバイアグラだけを愛用している方は少なくありません。
それぞれの効果や副作用について、詳しく比較してみましょう。

まず効果の持続時間は、バイアグラとレビトラが4~8時間程度なのに対して、シアリスは最長で36時間も続くとされています。
反対に服用してから効果が現れるまでの時間は、バイアグラやシアリスが約1時間ほどかかるのに対して、レビトラは約30分と短いのが特徴です。

バイアグラの主成分のシルデナフィルとレビトラの主成分のバルデナフィルは似通った構造をしていますが、バルデナフィルのほうが水に溶けやすく吸収されやすいため、即効性に優れていると考えられます。
一方シアリスの主成分のタダラフィルは構造が異なり、水にはほとんど溶けません。
そのため緩やかに吸収されて、長い時間にわたって効果を発揮します。

バイアグラとレビトラは食事の影響を受けやすいのが特徴で、満腹時に服用すると効き目が弱くなります。
少なくとも食後1時間以上経過してから服用することが大切です。
これに対してシアリスは食事の影響を受けにくく、食前に服用しても効果があるとされています。
ただし空腹時のほうが良く効くことには違いがなく、特に脂肪分の多い食事は避けたほうがよいでしょう。

いずれの薬も保険は利かないため、実費で支払う必要があり、価格はクリニックによって多少異なります。
バイアグラは1錠あたり1300円~1500円程度で、レビトラはそれより200円ほど高く、シアリスは400円ほど高いのが相場です。
現在のところバイアグラだけは国産のジェネリックが発売されています。
ジェネリックは1錠あたり1000円ほどで、いくらか財布に優しいのが特徴です。

副作用の違いは?

主成分の違いはありますが、いずれの治療薬も作用機序は同じです。
血管を拡張させ、陰茎海綿体に大量の血液を流入させて、勃起力を高める仕組みになっています。
この血管拡張作用が下半身だけでなく頭部に及ぶことで、さまざまな副作用を起こす可能性があります。
具体的には顔の火照りや頭痛、鼻づまりや目の充血などですが、どれも重症になることはほとんどありません。

バイアグラやレビトラを服用した方の約9割が、こうした副作用を経験したことがあるというデータがあります。
シアリスは比較的副作用が少なく、経験した方は3割ぐらいと言われています。
シアリスはゆっくりと効果が現れるために、副作用も目立たないと考えられます。
もちろん副作用の現れ方には個人差がありますし、体質によって相性の良い薬は違ってきます。

いずれの薬も硝酸剤との併用は禁忌とされているので注意が必要です。
高血圧や極端に低血圧の方、心筋梗塞や脳梗塞などの既往症がある方も、服用できない場合があります。
その他の併用禁忌については少しずつ異なっています。
服用中の薬がある場合は、事前に医師と相談したほうが良いでしょう。
またアルコールは少量ならリラックス作用がありますが、大量に飲むと治療薬の効果がなくなるので控えてください。

大まかにまとめると、即効性に優れる短期集中型のレビトラ、持続時間が長く副作用の少ないシアリス、平均的な効果があり価格の比較的安いバイアグラということになるでしょう。
使用する場面によって使い分けるのも良いし、自分に合った薬を使い続けるのもひとつの選択です。
もし時間に余裕があるなら、実際に3種類とも服用して、効果や副作用を比較してから選ぶのも悪くありません。